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医療ドラマとは違う看護師のリアルな職場

看護師目線で医療ドラマをご紹介!

働きやすい職場ばかりじゃない

働きやすい職場ばかりじゃない

医療ドラマを見ていると、こんな職場で働いてみたいって思ったりしますよね。看護師のリアルを知っていると、それがなかなか難しいことも理解しているだけに複雑です。リアルな医療現場は医療ドラマとは違ってブラックな職場も多いので、ドラマの世界を夢見て入るとがっかりしてしまうこともあるんです。


上司や先輩が高圧的

医療ドラマに出てくる上司や先輩は、後輩思いでちょっとおもしろくて、頼りになる人のような描写が多いですよね。リアルの医療現場にもそんな上司や先輩がいないわけではありませんが、高圧的な上司や先輩が職場の空気を牛耳ってしまっていることが少なくないのも現実なんです。看護師の場合看護部長や看護師長などの好みや考え方が偏っていると、理不尽な指導ばかりの日々になってしまうことがあります。怖いのは、ブラックな労働環境に慣らされてしまって変だとも感じられなくなってしまうことです。そこで考えたいのが上司の特徴です。指導する際に個人的な怒りをぶつけてくるだけで、仕事内容についての指導ではないなら高圧的なだけの上司です。自分に非があったとしても絶対に謝らず、他の人の責任にすり替えてしまうようなら要注意です。

入職してみたら条件が違った

求人情報に書かれていた条件を信じて入職したのに、いざ働き始めたらまるで違ったというのはブラックな病院によくある話なんです。ブラックな病院かどうかを見極めるポイントは、月45時間以上の勤務が年に3回以上あるかどうか、勤務体制が4週7休制で長期連休がとれず、祝日休みもない、夜勤の回数が2交代制で5回以上、3交代制で8日以上あるかどうか、有給休暇が取りにくい、近隣からの評価が極めて低いなどです。ブラックな病院は残業申請がしにくい空気があるので、サービス残業なんて日常茶飯事です。こうして考えてみるとがっかりすることばかりですが、これが現実です。

ブラック病院をやめるべき理由

自分が今働いている病院がブラック病院だとわかったら、できるだけ早く環境を変えましょう。劣悪な労働環境に身を置いたままだと、勉強時間を十分に確保できずスキルアップがかなり遅れてしまいます。これを防ぐためにはやはり環境を変えるのが一番です。患者さんよりも上司や同僚に神経を使うような職場は、看護師としての価値観を大きく損ねてしまう可能性があります。気付かぬうちに影響を受けて、ブラックなやり方を後輩に押し付けてしまう看護師に自分がなってしまう危険すらあるのです。ブラック病院は離職率が高いことから慢性的な人手不足になることが多いんです。そうなると病院全体の利益が徐々に損なわれてしまい、待遇がさらに悪化していく可能性が出てきます。そうした理由があるので、ブラック病院だと気づいたらできるだけ早く環境を変えてみてくださいね。

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